おひさまあはは@イギリス時々スペイン

イギリス在住。スペインハーフの息子のマルチリンガル育児にゆるーく楽しく挑戦中。

息子、英語を口にするようになる。


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月に一回の野外プレイグループに参加してきました。

あいにくの小雨だったのですが、そこはさすがイギリス。そんなの関係ねぇとばかりに子どもたちに全身をカバーできるボディスーツを配り、たくさんのりんごの木の下でみんな元気に遊びました。

 

最近の息子は、パパとママが話すものとはまた違う言語があるということをよく分かっているようで、果敢にチルドレンセンターのスタッフに話しかけたり、ボランティアのおばあちゃんたちの話す英語を懸命にリピートしようとしたりするなど、新しい言葉を学ぼうとする姿勢が見られ、我が息子ながら感心しています。

やはり言語の習得は、真似して声に出してリピートすることが大事なんだなと彼を見て私も学んでいます。

ただ彼のコミュニケーションのとり方が面白い。自分が英語と認識している単語をとりあえず投げかけて反応を確かめているようで、しきりにおばあちゃん達に

 

「ふぉーてぃーふぁいっ!(45)」

 

「Baby! Baby!!!」

 

と繰り返す。笑 おばあちゃん達はもちろんなんのこっちゃの戸惑い顔😅どこで覚えたか私も分からないけど、とりあえず「ふぉーてぃーふぁい」が彼のブームです。笑 そして言われた言葉の一語をピックアップしてオウム返しして覚えていく‥。子供の脳みそってほんとにスポンジみたい!

 

こんなふうに意思疎通はまだまだ取れていないものの、それでも臆することなくコミュニケーション取れる強いハートの持ち主で良かったなとちょっとほっとしています。

 

このとき両親共にポーランド人、家での会話もポーランド語、友達など関わる人もポーランド人ばかりというママと話したのですが、息子さんが3歳でナーサリーに行き始めたけれど周りの言っていることが何一つ分からないし、自分だけ違うから行きたくないと言い出し困っているのだそう。

 

うちは良くも悪くも3カ国語だし日本人に会うこともスペイン語のコミュニティに顔出すこともあるので色んな言語が飛び交う環境が当たり前のようになっているから、今のところ英語も彼にとって異物ではない感じがあるけれど、3歳くらいになってナーサリーに通うとき苦労しないように少しずつ教えて行ったほうがいいのかなぁなんて色々考えされられました。(っていっても教えられないけど‥)せめてこうやって英語、日本語、スペイン語での環境をバランスよく保っていきたいなぁ。

 


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それにしてもうちの子、自由すぎてみんなと同じ方には絶対進みたがらない。ここがよく来るガーデンで場所を知っているというのもあるけど、私がいくらおいでー!こっちだってばー!と叫んでも、この有様‥。
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でもスタッフさんに「Come on, this way! 」とか言われるとちゃんと付いていくのに、私には「Nooo! ちがう!」ばっかり‥。イヤイヤ期は思い切りワガママ言える母じゃなく第三者に関わってもらうのが鍵なのかも‥。

 

アクティビティの最後に室内で絵本を読んでもらうときも、じっとはしているけどコメントをせずにいられない。

 

「ねこ、おっきーい!」「わーお!」

 

などリアクションが良すぎてまわりから注目を集めるのでちょっと恥ずかしい😅

 

かと思えば飽きたらカーテンの後ろに隠れていないいないばぁしておばあちゃん達の笑いをとっていたりする‥。

なんせまだ2歳になったばかりだからみんなと一緒に大人しく座ってられないのも仕方ないとは思うのだけれど、周りの目を思うとちゃんと座ってなさい、とか注意したほうがいいのかなぁと思うことも。 でも全ては好奇心からきているのだし、人に迷惑をかけない限りはのびのびさせてあげたいなぁと思うのです。

 

彼が行く予定のナーサリーは個人の尊重を大事にしていて、歌を歌う時間でも参加したくないなら参加しなくても大丈夫。じっとしてられない息子にとってはとてもありがたい環境だと思っているのですが、一方でこちらに住む日本人の友人から興味深い話も聞きました。

彼女の娘さんは最近日本に一時帰国した際に保育園に体験入園したのですが、そこが好きすぎて、イギリスのナーサリーにはもう行きたくないと毎朝泣いているんだとか。

 

「日本の保育園はみんなで同じことをする。みんなで手を洗って、みんな一斉にお弁当を食べて‥。この年頃は、そうやって〈みんなと一緒〉が好きだからそれが楽しかったみたい。」

 

とため息混じりに友人が話すのを聞き、なるほどなぁと思いました。うちの子も3歳くらいになってお友達と上手く関われるようになったら、また変わるのかもしれません。


個人を重んじるイギリスと集団の中で生きる術を教える日本の教育は真逆のように思えるけど、どちらも一長一短、子供によって合う合わないもあるんだろうなぁ。うちの子にもいつか日本の保育園などに体験入園させてみたいなと思っているので、どんな刺激を受けるかこれから楽しみです。


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最後は濡れた芝生の上でひたすら転がる息子。ボディースーツ貸してもらっててほんとに良かった‥!!

 

男の子の闘争本能って。


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最近、ごっこ遊びが好きになってきた息子。

お気に入りのミニカーを両手で持ってぶつからせたりさせながら、

 

「ぶ〜〜どーん!Come tarta! Vamooos!」

(脈絡なく「ケーキ食べなよ!行こう!」と連呼する)

 

なんてやっています。

最初の頃は、私たち親がぬいぐるみなどで一緒に遊ぶ時に

 

「くまちゃーん、可愛いね〜!ぎゅ〜!ちゅ〜!!んまっ❤んまっ❤」

 

など他人に聞かれていると恥ずかしいくらい平和で愛に溢れた内容を繰り広げていたので、最初の方は息子の一人遊びも、テディベアとアヒルをくっつけて

 

「Holaa! ぎゅー!ちゅ!!」

 

なんて言って遊んでいたのですが、最近は車が恐竜を殴りつけたり、車同士がひたすらぶつかりあったり‥😅大きくなればなるほど、男の子は常に何かと戦っているようになる、と聞いたことはあったのですが、遊びの中での攻撃性が強まってきており、かーちゃん困惑気味です‥。苦笑

 

それも自然な成長の過程かなとも思うのですが、なんとかその流れに抗えないかと画策する私。笑 息子がおもちゃで他のものを叩くときに、

 

「あらー!○○ちゃん痛いって言ってるよー!あーかわいそ〜よしよしよし‥」

 

と大げさにかわいそがって、暴力は良くないよとひたすら訴えてみる。

最近はその甲斐あってか叩いたあとに

 

「よしよし、いーこいーこ」

 

などといって自分でやっといて介抱する様子も見せ始めていたのですが‥。そんな私たちに強敵現わる。

 

正義の名のもとに暴力を振るうアンパンマン‥。

 

車で恐竜を叩いた時は恐竜はかわいそうで車は悪いことをした、という構図だったのに、その手をアンパンマンに持ち替えた瞬間に正義だから悪い恐竜を殴ってもオッケーなはず、という不自然な勧善懲悪の理論に擦り変わる‥。

 

親が矛盾を感じていても、大好きなアンパンマンの「アンパーンチ!」を「痛いからかわいそうでしょ!」と否定するのも息子からすれば興ざめもいいところだろうから、深く考えすぎも良くないかなぁとも思ったり。結局私が戸惑いつつも恐竜に「ハーヒフーヘホーー!」と言わせ空を舞うことに‥。そしてそれに爆笑する息子。

 

男の人は大昔は狩りをするのが仕事だったから、本能的に攻撃性や戦闘したい衝動がある。それを現代はスポーツやゲームなどで発散することでこの世界は今のところ平和な均衡を保っていると思うから(もちろんそうじゃないところもあるのは承知だけれど)、多少暴力的な描写のテレビドラマやゲームも、狩猟的な本能への欲求を満足させて発散させている人もいるんだと思えばまだ分かる気がする。

 

同じ理論で幼児の男の子が遊びの中で誰かをやっつけて喜ぶのってある程度ありなのか‥?自分の子供時代を思い返せば、子供って結構残虐なことを平気でしたりしますよね。意味なく虫を殺したり、近所の猫を威嚇してビビらせてみたり‥(そして猫好きの見知らぬおじさんに怒鳴られてトラウマになったのは私‥)そういう残虐性を理性で抑えられるように、良心を育てるのが教育なのかも、と書いていて気づきました。

 

つくづく育児って何が正解か?どうあるべきか?など深く考えさせられますが、2歳1ヶ月の今、そろそろ親の言うことも何をやったら叱られるかなども分かってきてるから、ちゃんと一貫性を持っていないとなぁと感じています。

 

 

とりあえずこのアンパンマン問題、どなたか正解を教えてください。笑

 

気づけばイギリスでの子供向けアニメはこういういわゆる勧善懲悪系のものは全くと言っていいほど見られません。

テンション上がった猿が暴走するトラックを止める、とか(Paw Patrol)、泥水の水たまりで転げて笑うとか(Peppa pig)平和そのもの。

 

その一方で、大人向けのドラマの一番人気は、物語としては超面白いけどものすごく暴力的な描写とやたら裸の娼婦が出てくる「Game of thrones」と女性の刑務所での様子を描く(下品な言葉&暴力の描写多数)「Orange is the new black」なのだとか。これを世界中の人が好んで見てるのか‥とちょっと暗澹した気持ちになったり。(そう言って私も見てるんですが‥。)ミスチルのHeroの2番の歌詞が胸に染みる今日この頃です。

 

話がずれてきたので終わります!


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写真は人形の赤ちゃんの洋服を洗濯機にいれて洗おうとする女の子と、赤ちゃんをそのままぶちこむ息子。笑 男の子って‥!

 

アンダルシアの絆

土曜日の午前中、久々にひとり時間をもらってティーハウスでスペイン語を勉強しました。基本の文法は大分分かってきたものの、単語力が圧倒的に少ないために会話に成らないのがもどかしい‥。


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その間旦那と息子は原っぱでボール遊びをして男同士の時間を楽しんだようです。


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しばらくすると電話があり、息子が飽き始めたのでタウンセンターのマーケットに向かうとのこと。そこを通って私のいるティーハウスに行くのでそこで待ってて、と言われたので勉強しつつ待っていたのですが‥。一向に来る気配がない。

 

どちらにしろ狭い店内にベビーカーで押し入るのは微妙なので、お会計を済ませ私がマーケットに向かうことに。そして歩きながら電話してみると‥。

 

「あ、ごめん!まだマーケットにいるんだ!セビージャの人と友達になっちゃって!!仲良くなったからコロッケ買おうかと思って今ATMに向かってるところだよ!」

 

と興奮気味の様子。どうやら同郷(といってもマラガとセビージャは車で2時間半くらい)の人がマーケットにお店を出していて、話し始めたら意気投合したらしい。

それにしても地元愛の強いスペイン人は、基本的に自分の地方が最高と信じて疑わない、誇り高い人が多い。うちの旦那に関して言えば、アンダルシアの中では自分の地元のマラガが最高だと思っている。だから同じアンダルシアとはいえセビージャはライバル。笑 なのでお互い半ば冗談、半ば本気でけなし合う傾向がある。笑 

 

「セビージャは田舎だから農業で財を成した家系が多くて、小作人とか人を使う立場の人が多いから、やたら上から目線でプライドの高い人が多いよね」

 

とか、

 

「ぶっちゃけ今でもシエスタしてんのってセビージャくらいじゃね?」とか。笑

 

わたしはマラガサイドなのでセビージャ側がマラガをどう言ってるかは知りませんが。笑

そんな感じでも、やっぱり外国で出逢うアンダルシア人、となると抽象度が上がって、俄然親近感が沸くらしい。ATMで旦那に合流すると、

 

「めっちゃいい人やねん!彼女も一歳半の娘さんがいるんやって!」

 

と嬉しそう。一緒にお店に戻ると、大きなスペインの国旗がどーん!と構えてあり、どっから見てもスペイン料理店、な感じでした。笑


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後で旦那に話を聞いたところ、彼女はこの近辺の町のマーケットを転々としながら商い始めたばかりだそうで、私達の町にはどんなもんかと試験的に初めて出店してみたそう。

でもこの町は高齢者が多いから売れ行きはあんまりなんじゃないか‥と思ったらやっぱりそのようで。やはり観光客も多い隣町のほうが人も多いし人気があるんだとか。


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写真には端っこにちょっとしか写ってないけど、大きなパエリア鍋が置いてあって、シーフードのいい香りがしていました。

聞くと彼女は、セビージャで職がないからとボーイフレンドとイギリスに移ってきて、旦那さんは職を転々としながらも定職に就こうと頑張っていたのですが、先月不況の流れを受けとうとうクビになってしまったのだとか。それでこの出店だけがメインの収入源になってしまったため、週末だけ出していたお店を毎日あちらこちらで出店して家計を支えているんだそう。一歳半の子供を抱えてそれって結構大変なんじゃ‥。

 

「それってもうスペイン帰ったほうが生活楽なんちゃうん‥?家族も赤ちゃん見てくれたりするやろうし‥。」

 

と旦那に聞いてみたけれど、それでも20代の8割が定職につけていない南スペインの経済状況と比べると、こっちの方がいいんだとか。

でもBrexitが施行されたら、こうやってとりあえず入国してきて職を探そう、って人はビザがないと入れなくなっちゃうんだろうし、それがイギリス政府の思惑であるはずなんだけど、目の当たりにすると何とも切ないものがあるなぁ‥。みんな人生変えようと頑張ってるのに‥。

それにうちも旦那の会社にビザ発行しません、って言われたらそれまでな訳だし、他人事ではない。とりあえずBrexit後も今いる人は3年間はビザ無しでいれるらしい、とは聞いたけど、どうなんでしょう‥。渦中にいても情報があまり回ってこなくて、イギリス人に聞いても「Who knows!」とあんまり分かってないみたいだし^^; まぁ実際Brexitにモロに影響受けるのは外国人でイギリス人は当事者であり当事者じゃないしね‥。

 

旦那がコロッケを買おうとすると、同郷のよしみでパエリアとトルティーヤ(スパニッシュオムレツ)も付けてくれました。「どうせ売れ残るし。私ら毎日残ったパエリアばっかり食べてていい加減飽きるわ!」とも言いながら。苦笑

おまけの方が量が多くて申し訳なかったけど、パエリアもいい出汁出ててとっても美味しかったです!

また隣町にでもお店出すときは買いに行くね〜!と連絡先を交換して別れました。美味しかったし、せめて口コミでも広めよう〜。


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この日はいつものマーケットの他にScare crow festivalがあったようで、町中に変なかかしがいっぱいいました。磔つけでぐったりしてて、カラスだけじゃなく私もちょっと強かったです‥。

 

 

70歳違いのお友達

息子は下の階に住むおばあちゃんが大好きです。

アンティー・ジャン(ジャンおばさん)と息子が呼ぶ彼女は、今年70歳で長年勤めたBritish Motor Museumを定年退職したばかりで、今は週3回スイミングに通ったり、お友達と食事に行ったり退職後の生活を多いにエンジョイされています。そんな優雅なお一人様ライフに、テロリストアタックのように突然上がり込むのが上の階に住む私達。笑 大抵いつも息子が急に「アンティージャン!アンティージャン!!」とコールを始めるので、いつも突然ドアをノックすることに‥。

彼女もお風呂に入っていようがご飯を食べていようが、「Harry (息子の愛称)の訪問以外に大事なことなんてないからいいのよ」と受け入れてくれる優しさに甘えてしまっています。笑 

 

それなのに、毎回お邪魔するなりキッチンに直行し、ビスケットをねだる息子。笑 さらに牛乳まで出してもらい、それだけのために来たみたいで母はいつも肩身が狭いです(;´∀`) が、アンティージャンはイヤな顔ひとつせず喜んで追いかけっこしてくれたり、手遊び歌を教えてくれたり(Round Round a garden like a Teddy bear. 1 step 2 steps Tickle under there!の脇コチョコチョ遊びが息子のお気に入り)、ひたすら構ってくれるので息子もすごく懐いているのです。

 

そして息子にとっては唯一英語でガンガンしゃべりかけてくれる身近な人でもあります。

今まではずっと、イギリス人にも構わずスペイン語で話しかけていた息子ですが、昨日ついに、どうやらアンティージャンは違う言語を話すようだぞ?と気づいた模様。今までのお返事は「Si!!」だったのに、急にはにかんだように「ん、」と肯きたいけどなんと言っていいか分からない、という様子だったので、「アンティージャンにはyesって言うんだよ」と言ってみました。するとそれから「yes!」と言えるようになりました。

しかもその後テレビに写っていた車でを指さして「Car」、と発音し私達を驚かせました。確かにここでよく時計が埋め込んである小さな車で遊ばせてもらっていて、「That's Auntie Jan's Car」などと彼女が話しかけていたのですが、第三言語として理解しているとは思ってませんでした。

 

その後家に帰ってその話を旦那にしていると、横から息子が「Papa Coche, ママ くるま、 Auntie Jan Car 」と誇らしげに旦那に報告し、旦那から歓喜の抱擁。ぎゅー!!!❤️❤️

 

やっぱり分かってないようで聞いたことは頭の中でちゃんとストックされてるんだなぁ、と感心。そしてハルトが??な顔してても、彼女が全然息子の言ってることが分からなくても変わらず可愛がってくれるアンティージャンに大感謝です。


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写真はタダ券をいただいてお邪魔したアンティージャンの元職場、British Motor MuseumにてMini Cooper給油中。色んなレトロな車たちがあって面白かったです!

 

お月見と、産後クライシスの記憶。

先日はお月見でしたね。我が家はお団子はまだ息子も食べないし旦那も喜ばないので、せめて夕飯を肉団子にしてみました。笑

 

どこの子もそうだと思うのですが、うちの子はインターホンで遊ぶのが好きです。よく私や夫に「抱っこ、抱っこ!」とせがみ受話器を取らせ、「Holaa! ふんふん、ふんふんふん、バイバーイ!」など大人のまねっこして遊んでいます。

 

その昨日の会話が面白かったのでここに記録しておきます。(このとき抱っこしてたのは旦那なのでスペイン語

 

息子「Holaa! 、La Lunaaa?(もしもし、あっ月?)」

 

夫 「La Luna?? Que quiere? (えっ月?何がほしいって??)」

 

息子「La noche!!(夜だって!)」

 

お月さまが、「夜、お願いしま〜す」って電話で注文してくるファンタジーな世界を想像して、思わず笑ってしまいました。

 

ここ数日、中秋の名月にちなんでお月さまの本を読んだり、寝る前に外に出て「あ、お月さまあったね〜」などと言っていたので、印象に残っていたのかもしれません。


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最近お下がりをもらったこの本がお気に入り❤

 

こんなささいな心に留めておきたい出来事を、ちゃんと記録しておきたいなぁと思います。

今月で2歳になってもまだ授乳しているからか何なのか、産後記憶力の低下が改善の兆しを見せず(むしろ戻るのか?!)最近赤ちゃんが生まれた友達に

「添い乳っていつからしてた?」

 

とか

 

「いつから外出してた?」

 

とか聞かれても、全然覚えてないのです‥(冷や汗)。聞かれるたびに旦那に聞いて確認してようやく、あーそうだった!と思い出すくらい(;´∀`) なので今あった出来事も数カ月後には忘れてるかも‥という不安が。昔は記憶力だけは自信あったのに‥。

 

私は産後鬱とまではいかないものの、ホルモンの上がり下がりがひどくて、しかも旦那が嫌いになったりして(笑←今となっては笑える‥)、生後3〜5ヶ月くらいが一番悩まされました。

 

息子は9月生まれで、どんどん寒く暗くなっていくイギリスの長〜い冬の間中、赤子と家にひたすら籠もりきりの生活が続き‥。

旦那が帰って来たら、抱っこを変わってもらってシャワーに行きたい、一人でトイレに行きたい、と切に願いながら、分刻みに時計を見て今か今かと旦那が帰ってくるのをひたすら待つ日々。

 

旦那も私の「いつ帰ってくる?」攻撃にウンザリしつつ、早く帰らないと、というプレッシャーが相当ストレスになっていたそうです。(反省)

 

ある日仕事から帰ってきた旦那は、何を思ったか掃除を始め‥。家事より何より一日中べったりだった息子と私をとにかく引き離してほしかった私は、

 

「今、それじゃねぇーー!!!!!」

 

とブチギレ。笑

 

旦那は旦那で、

 

「せっかく気を遣って家事手伝ってんのに何でキレられなあかんねーん!!」

 

と逆ギレ。すれ違う男女の典型。笑

 

そこから喧嘩になり、今までのうっぷんも溜まり完全にブチ切れた私は何を思ったか‥

 

気づいた時には手元にあった小麦粉(1kg)を旦那目がけて投げつけていました。

 

私、自分でいうのも何ですが、性格は穏やかでおっとり、と周囲からは定評があり、低血圧なこともあり基本テンションは低めなんです‥。

 

小麦粉は派手に破けて散乱し、キッチン床一面真っ白‥。掃除をしながら我にかえる私‥。

 

「一体私、どうしちゃったんだろう。」

 

と自分の内面の変化についていけず、産前の自分とのギャップに戸惑いました。ちなみに旦那は相当痛かったそうで、でも普段穏やかな私のまさかの行動に、これはやばいと思ったそう‥。

 

そんな風に自分の変化への折り合いがつけれていないまま、少しずつ外に出る機会が増えていき、ママ友も少しずつでき始めたころ、ようやく産後の辛さについて誰かに話せるようになりました。

 

そのときママ友の一人に、

 

「前の自分に戻ろうとするんじゃなく、新しくなった今の自分を受け入れたほうがいい」

 

と言われ、その言葉に救われました。

もちろん今までの自分が全く消え失せてしまったわけじゃないけれど、自分の「母」という人格をもう1つインストールしたような感じ。

昔の自分に戻ろうとしないでいいんだ、と母という新しく生まれた人格を自分で受け入れられたことで、心がすっと軽くなりました。旦那へのイライラも少しずつ減っていきました。

 

ちなみにその友人は、気持ちが下がるのではなく上がってハイになってしまう珍しい産後の症状で、二階から飛び降りて家を抜け出し、踊りながら道の他人に話しかけたり、車で爆走したりして精神病院に入れられたそうです‥。自分はスーパーヒーローだと思いこんでいたので、その病院さえもヒーロー達のアジトみたいなところだと思っていたんだとか‥。半年入院して症状は薬で治ったそうです。

 

それはもちろん稀な例だけど、そのくらい出産するということは母体にもメンタルにも影響あることなんだなと他のママ達の体験談を聞いても思いました。

 

何が言いたいのか分からなくなってきましたが(;´∀`) 記憶力の衰えた私を受け入れて、忘れないための努力をしよう、ってことで!これからもブログを書き溜めていきたいと思います。


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写真はプレイグループにて。今まであまり関心を示さなかった他の子たちに自分からぎゅー!っといいながら抱き、Holaa!と元気に挨拶もしていました。お友達たくさんできるといいね😊

 

シュタイナー教育とレッジョ・エミリア

先日先輩ママからお下がりの育児本をいくつかいただいた中に、シュタイナー教育に関するものが数冊あったので思わず夢中になって読んでしまいました。


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そういえば息子が生まれる前は、「子供にとってはそこらにあるものが全ておもちゃになるんだから、おもちゃ屋さんに売ってるようなおもちゃはいらない!もし買うとしたら温かみのある木のおもちゃとかがいい!」なんて理想を語っていたのを読みながら思い出しました‥。(床に散乱する働く車たちやキャラクターグッズを見ながら遠い目‥(ー_ー))

 

でもやっぱり、プレイグループなどでパズルが上手になったらうちにも置こうかなとか、この子は音楽好きだなと思ったら楽器セットを、ってしてるうちに色々増えちゃうんですよね💦まぁその子の発育と興味に合わせたものをタイミングに合わせて与えてる、って言うと聞こえはいいかもしれないけど。環境のことを考えて(もちろん家計的にも助かるので)うちはいただき物以外のおもちゃは全て中古品でまかなってるので、罪悪感なくどんどん増やしてるってのもあるかも。使わなくなっていったものはどんどん売ったりチャリティに回したりと循環させていかないといかないとなぁ。

 

さて話はシュタイナー教育に戻りますが、こどもをのびのび育てたい、というコンセプトにはとても共感できたし、自然の中で自然のリズムでってのももちろん分かるし参考になったのですが、完全にのめり込むにはちょっとストイックすぎて私には無理かも‥(^_^.)という印象。

 

まずテレビを見せない、というのが厳しい‥。うちは3カ国語環境なのでテレビからの学びは結構重要だと思っています。(主にセサミストリートスペイン語、Paw Patrolを英語、アンパンマンを日本語で見てます。)そこからボキャブラリーを得た、って感じはないけど、日常で聞いたことのある単語がテレビにでてくると嬉しいし安心するみたいで、特にパパが仕事中で寂しくなるとセサミストリートを見ながらスペイン語で独りでぶつぶつ言ってたりセリフを繰り返したり。復習に役立ってる、という感じです。それに子供がTV見てるオアシスタイムなくしていつ家事するんですか?笑

 

自然のままに、ってコンセプトも素敵だけど、せっかくある文明の利器は賢く取り入れて行きたい。おもちゃもしかり。別に木じゃなくても機関車トーマスが好きならトーマス買ったらいい。昔は子供にキャラ物は与えたくない、って思ってたけど、今はそれでその子がテンション上がってウキウキになれるならいーじゃない、って思えるようなりました。キャラクターが全面についた特大バッグも愛用してます。(^_^.)


子供を持つ前に立てた理想なんて、その通りに行くことの方が少ないですよね。笑 でもいーじゃない、母になる前の私、ほんとに何も子育てについて知らなかったんだもの。

 

とか色々考えていたら、息子が通う予定の近所の自然派ナーサリーも、もしかしてシュタイナーなのかな??とふと思ったんです。(このナーサリーについては過去のブログから)

https://moeka99.hatenablog.com/entry/2018/06/09/013857

子供の自由さを大切にするコンセプトとか、自然の中で遊ぶカリキュラムとか、なんだか思想が近いものを感じる‥!と思いウェブサイトを熟読してみると‥。


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レッジョ・エミリア

という教育方法だそう。違ったー。

ってゆうか初耳です。どうやらイタリア発祥の模様。日本語での情報はあるかな?と思って調べてみると、結構出てきました。日本で人気あるのかな?

「レッジョ・エミリア・アプローチ」は、イタリアのレッジョ・エミリア市発祥の幼児教育実践法。個々の意思を大切にしながら、子どもの表現力やコミュニケーション能力、探究心、考える力などを養うのを目的としています。1991年に”世界で最も優れた10の学校”に選ばれた学校が実践していたことから、世界的に有名になりました。

 

とのこと。こどもと大人は対等、というコンセプトから、日常的にこども達で話し合ったり行動したりする場を多く持って、こどものやりたいことを尊重し先生はあくまでサポート役に徹するのが役目だそう。 

またドキュメンテーションというのもがあり、日々の生活を記録しようという試みで、先生と子どもの会話をはじめ、制作した作品まで日常生活の様々な出来事を保育室などに展示するそう。(そういえばそんなの貼ってあったような‥。)こうすることで、子どもは日々の生活を振り返りながら生活し、次に活かしていけるのだとか。

 

シュタイナーしかり、モンテッソーリとか、色んな教育方針があるんだなぁと感心しつつ、どこにもどっぷり浸からずにいいとこ取りしてゆるーく行きたいなと言うのが本音です。笑

ぶっちゃけ楽しんで通ってさえくれればどこでもいい。方針とかやり方よりも、どんな先生や友達に出逢って影響されていくかの方が大切だと思うし、それって運とか縁でしかないと思うから。

 

でも通うことになってるそのナーサリーは、息子も私達がいるのを忘れてるかのように夢中で遊んでいたし、大人が見てもワクワクする空間だったので、やっぱりきちんと指針があってそれに沿って徹底してあるところは魅力が生まれるんだなぁと思ったのでした。

 

まぁ、来年Brexitもあるし生活にどこくらい影響するか分からないし、来年ここにいるかも分からない身の上なんですけどね!笑

色々調べてみて勉強になりました✨

 


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のびのび育て〜🌸

実りの秋

 

久しぶりにお隣のお庭にお邪魔してみたら、果樹園かのごとくりんごや梨がたわわに生っていました✨もう秋なんですね〜!


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ブラックベリー然り、家の周りに生えてる実は高確率で食べれる、と学んでいる彼はおもむろにりんごをパクリ!パン食い競争みたい🤣野生児なのはいいことだけど、変なもの口に入れないように気をつけて見とかないとなぁ。

 

イギリスのりんごは日本より大きくなく、ちょうど子供の片手で持てるほどなので、彼は落ちてるりんごを草むらに投げ入れる遊びを延々としていました。子供が自分一人で集中して遊んでくれる時間って、1日の宝物‥!笑 最近は電車や車などのおもちゃと線路があれば一人で遊んでくれるときもあるけど、やはり誰かと遊んだほうが楽しいみたいですぐ呼ばれてしまいます。 そういう時は10分ほど真剣に付き合って遊んで、お気に入りの遊び方を掴んで集中してきたときにさっと離れたらそのまま遊んでくれることに気づいたのでその技もよく使っています。笑

 


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かぼちゃやトマト、いちじくももうすぐ食べれそうな感じで‥。思わず採って食べちゃいたい衝動を抑えつつ😅

地面に落ちてた傷のない洋梨を一つだけ拝借してお家で食べてみたら、ちゃんと甘くて息子もペロリとたいらげてしまいました。

 

採っちゃダメとは言われないけど、さすがにビニール袋とか持ってガッツリ持って帰るのは怒られると思うので、ほどほどにしないとと思いつつ‥また明日も行きたい❤笑

 

最近はスペイン語の方が強い気がする息子なのですが、こないだ空を指さしながらしきりに「アラーニャ、アラーニャ!(スペイン語で蜘蛛)」といいはじめ、何かと思ったら日本語で蜘蛛と雲は同じ発音だから、スペイン語で雲もアラーニャだと思ったよう。間違ってるけど、賢いなー!と旦那と感動しました。笑

 

小さい頭の中で、一生懸命日本語とスペイン語を切り替えてるんだなぁと思うと、頑張って2カ国覚えてくれてありがとうという気持ちになります✨完璧じゃなくてもいいから、楽しんで学んで行ってくれたらいいな。