おひさまあはは@イギリス時々スペイン

イギリス在住。スペインハーフの息子のマルチリンガル育児にゆるーく楽しく挑戦中。

新しいママ友の話。

今日は最近知り合ったママ友のお家にお呼ばれしてきました!彼女の息子さんは3歳になっばかりで、うちとだいたい一歳違い。

 

私が親しくしている友人の子供達はなぜかみんな女の子ばかりで、息子のイトコの3人もみーんな女の子。なので息子にとっては初めての同性の一緒に遊べるお友達。なので私もこの日を楽しみにしていたのでした。

まだ一緒に遊ぶ、ってほどコミュニケーションは取れてなかったけれど(笑)車や恐竜など男の子の好きなおもちゃがいっぱいあって息子は大喜び。それらを取り合うこともなく楽しく遊べてたし、むしろたまにお互いを気にして微笑みあったりして、平和に仲良くすごせました。

 

 

彼女とはプレイグループで出会ったのだけれど、今度子供達を一緒に遊ばせようね〜✨って話してから早数カ月‥。というのも彼女はバーミンガムに住む認知症を持つ義理のお母様を他の家族と交替で毎3週間ずつお世話をしないといけないんだそうで、お義母さんが彼女の家に滞在している間はほとんど身動きがとれないため、他のママと会ったりなんかも出来ないんだそう。

 

私の日本にいる祖母も認知症で、私の母が面倒をみているのを見ているので、その大変さは良く分かる。しかも自分の肉親ではなく義理の母だとしたら精神的な負担はなおさらだろう。それで「自分で世話した訳じゃないけど近くで見てたから、介護がどんだけ大変かってのはちょっと分かるよ。家で一人で看るって大変だよね。どこか施設とかケアサービスとかを考えたりとかしたりとかの案はないの?」と聞いてみたところ、「それは出来ないの。」と悲しそうに言いました。

というのも、彼女の両親はパキスタンから移住していて、彼女自身はバーミンガムで生まれ育ったけれど、パキスタンの文化や風習を厳しく守るコミュニティの中で育った。だから老いた親の世話は家族で看るもの。他人や施設などに頼るのは悪い嫁、というパキスタンの風習が、イギリスに住むパキスタン人のコミュニティの中でもしっかり残っているんだそう。だから自分が看るしかない、ということでした。

 

もちろん文化と言われれば否定も批判もできないしするつもりもないけれど、そりゃああんまりじゃないか?!と思ってしまいました。

「他にお嫁さんって家族の中にいないの?」と聞くと、「いるけどみんな7人とか子供いるから必然的に一人しか子供いない家に回ってくるんだよね‥」とのこと。7人てすごいな‥。「嫁とか義理の娘じゃなくて、自分の娘さんは面倒みないの?」と聞くと、「彼女達は彼女達の姑の面倒をみないといけないから‥」と、なんという苦労の連鎖!!


いくらそういうものだとしても、それが人を苦しめる悪習なら声を挙げて変えていかないといけない気がする。もちろん家族で面倒みるって素晴らしいことだしもし負担なくそれが出来るならそれに越したことないだろうけど、介護ってそんな簡単なものじゃないだろうし‥。

自分で責任とれないのに「それおかしいよ!」ななんて軽く口には出すことは出来ないから話を聞くくらいしかできないけれど、彼女は「馬鹿げた風習よね、分かってるの」と笑いながらもやはり大変そうだったので、彼女の負担が少しでも軽くなればいいなと願うばかりです。

 

彼女がお義母さんの世話で家から出れない分、息子さんがお家で飽きないためのおもちゃがたーくさんあって、うちの子は十分楽しませてもらいました。

 

イギリスに住んでいても、こうやって友達になるのはどうしても外国人同士、もしくはイギリス人でも引っ越してきてす地元がここじゃない人が多くなる。地元の人はすでに友達も家族もいっぱいいて、新しい友達を作る必要性も時間もないのに対して、外国人同士なら異国に住む大変さを共有できるのもあって、友達になりやすいってのもある。

だから、色々な文化の違いを垣間見れてママ友付き合いは結構楽しいです。

 

また彼女に時間ができたら、うちにも遊びにきてゆっくりしてもらおう。そして本場のスパイスたっぷりカレーの創り方を教えてもらうのを密かに楽しみにしています。笑